2019.04.06

福島市成川S様邸 断熱改修工事

福島市成川S様邸リノベーション工事の
断熱改修工事を行いました。

S様邸リノベーション工事の内容は、
今から34年前の昭和60年に新築された家を
耐震改修+断熱改修+間取り変更工事を
行わせていただいております。

今回は、断熱改修工事について、
ブログに掲載させていただきます。

今回はとても重要な部分なんで、長文です。

まずは、床の断熱改修工事の様子です。

今回のS様邸の床の断熱材は、
ネオマフォームの厚さ100mmを施工させていただきました。

上記の写真は、ネオマフォーム100mmの
梱包に張ってあるシールの記載内容です。

床断熱材の施工の様子です。

厚さが100mmあるのを確認し、写真を撮りました。


桧の土台と断熱材の継ぎ目を全て、専用の気密テープを張り、
隙間風が入って来ないようにします。

従来のS様邸の床部分には、
断熱材は施工されていませんでした。
冬場は大変寒く、隙間風もあり、大変苦労されたそうです。

今回の床部分の断熱改修工事を行ったことで、
床下からの冷えや隙間風の心配が解消されるはずです。

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次に、壁と屋根の断熱改修工事の様子です。
今回のS様邸の壁と屋根の断熱材は、
アクアフォームを施工させていただきました。
屋根部分の厚さ160mm、壁部分の厚さ75mmで

施工させていただきました。

アクアフォームの様子は施工前・施工後で見比べて下さい。

1階西面 壁部分 施工前

1階西面 壁部分 施工後


1階東面 壁部分 施工前

1階東面 壁部分 施工後


2階西面 壁部分 施工前

2階西壁部分 施工後


屋根部分 施工前

屋根部分 施工後

現場で発泡させて施工する断熱材なので、
少しの隙間もなく、アクアフォームが施工されています。

施工当日は、S様にも施工の様子を見学していただきました。
カタログや写真で説明するより、実際に見ていただくのが、
一番わかりやすいし、納得していただけると思います。

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最後に窓の断熱改修工事の様子です。
今までの住宅で使っていたアルミサッシの一枚ガラスの窓は、
全て解体・撤去させていただきました。
今回のS様邸の新しい窓には、
樹脂サッシのLow-Eのペアガラスを施工させていただきました。

樹脂はアルミと比べると、約1000倍も熱が伝わりにくい特性がある為、
窓からの熱が逃げるのを防いでくれます。
さらに熱が伝わりにくいので、結露防止にもなります。

以上が、床・壁・屋根・窓の全ての断熱改修工事の様子でした。
完成後は、快適な温熱環境でお住まいになれると思います。

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国土交通省から、断熱改修工事について、
とても重要な調査結果が発表されました。

断熱改修工事を行った後に、
お住まいの方の健康にどのような影響があるかを調べているそうです。

平成26年~平成30年まで、1194人の健康調査を行い、
得られつつある知見の一つに、

「断熱改修後に、居住者の起床時の最高血圧が有意に低下」

「室温が低い家では、コレステロール値が基準範囲を超える人、
心電図の異常所見がある人が有意に多い」

などと記載されています。

住宅性能と血圧の関係性については、
国土交通省だけでなく、オムロンでも同様の調査結果を発表しております。

詳しく知りたい方は、
国土交通省HP
断熱改修等による居住者の健康への影響調査 中間報告(第3回)
http://www.mlit.go.jp/report/press/house07_hh_000198.html

オムロンHP
「住まいと健康」に関する共同研究
室温が家庭血圧に与える影響についての実証調査を実施
https://www.healthcare.omron.co.jp/corp/news/2015/0421.html

以上のリンク先をご覧下さい。

住宅の断熱性能の良しあしで、
居住者の健康状態に大きく影響を及ぼします。

どんな家を建てるか決める事は、
ご家族の将来の健康を決める事かも知れません。

将来、後悔する事のないように、
見た目だけでなく、性能もこだわった家づくりをして下さい。