2025.05.01

福島市笹木野F様邸リノベーション工事 耐震補強完了

福島市笹木野F様邸リノベーション工事の
耐震補強工事が完了しました。

F様邸は築年数70年ぐらいなので、
「基礎に鉄筋は入っていない」
「基礎と土台のアンカーボルトは数本しかない」
「筋かいは入っているけど、細い木材を使用している」
などなど、現行法ではOKにならない部分が多々ありました。

今年の法改正にも対応できるほどの耐震補強を行いました。
まずは、法改正の新基準に合わせた壁量計算を行いました。


令和7年度の新基準でもOKになるように計算しました。

補強工事の初めは、鉄筋が入っていない基礎、
いわゆる「無筋基礎」を補強しました。


以前のブログでも掲載させていただきましたが、
コンクリート表面にカーボンクロスを張り、
強度を確保する方法です。

基礎補強の詳しくは、下記の過去のブログをご覧下さい。
https://kannojuken.com/blog/7155/

続いて、補強した基礎と土台を連結するアンカーボルトを
追加設置しました。

後付けアンカーボルトという商品を採用し、約70本設置しました。
基礎と土台は連結していないと地震に弱くなってしまいます。

次に、新しく耐力壁になる部分の下に鉄筋を施工した基礎を増やしました。

建物の中の基礎なので、施工が大変でしたが、業者さんが頑張ってくれました。

基礎工事の詳しくは、下記の過去のブログをご覧下さい。
https://kannojuken.com/blog/7273/

最後に大工さんが新しく土台・柱・梁・筋かいの構造体を設置しました。

接合部の金物もしっかり施工します。

現行法で新築したの同様の強度を確保しました。

次回は断熱工事の様子を掲載させていただきます。